2019年12月24日火曜日

食に卑しい男たち


クリスマスになると、
「モスチキン食べたい」と言ったら「贅沢だ!」と怒られた思い出がよみがえります。
は? ですよね。
そいつ浮気していたから、他の女とケンタッキーでも食べたのだろうね。
それで、もうチキンはいらないからキレたのだと思っています。

思えば卑しい奴とばかり付き合っていた気がします。

学生時代の彼氏は甘い味付けの卵焼きが食べられない人で、
「この卵焼き、過去最高に甘いよ!」と忠告するのですが、
自分で確かめないと気が済まないらしく、一口食べて
「おえー 無理ー 食べてー」と私の皿に戻してくるのです。
やめて。絶対ヤダ。

マクドナルドをテイクアウトしたごみをみつけて、
「お前、一人で食べたのか」と怒ってしまった人もいます。
これは今でも意味が分かりません。
食べたかったなら食べればいいのにね。
なんだったんだろう

正社員のころ、結構長く付き合っていた人は
他人の食べているものがおいしく見える人でした。
もちろん私の食べているものもそうで、
「ひとくち ちょうだい」くらいならいいのですが
半分くらい食べると「ハイ交換♪」と無理やり私の皿を奪うのです。
ヤダよ、私はこれが食べたいんだと訴えるのですが、
お前は意地汚いとかギャーギャー怒るので、どっちがだよと思いつつもしぶしぶ交換していました。
それからなるべく同じものを食べるようにしていたのですが、決定的なことが起こりました
年末におそばを食べに行ったのですが、彼は鴨南蛮を注文。
私はちょっと脂っぽくて好きじゃないので、そこの名物らしい「たまごそば」にしました。
ところが、たまごそばだけなかなか来ない。
鴨南蛮が半分くらいになったところで「山菜そば おまちどう」と運ばれてきました。
私はちがうと言ったのですが、彼の目はキラキラ輝き「美味しそう!これでいいです!!」と勝手に受け取り、
お前はこれを食べろと食べかけの鴨南蛮を押し付けてきたのです。
そのあとすぐに別れましたが、あの時なぜ、あいつの顔に山菜そばをぶっかけなかったのか。
それだけが悔やまれてなりません。

あ、でもいちばん嫌だったのは別れるときに

「最後にキスしよう」

と言ってきた男です。気持ち悪っ

最後にやらせてと言う男も最低ですが、断りやすいじゃないですか。
チュー1回でさっぱり別れられるのなら と、受け入れてしまいました。
彼の中では綺麗な思い出になっているのかな?
こっちは心底嫌で、ぞっとする思い出になったのは言うまでもありません。


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